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壁目
平行眼
Hole serpent
和名:カザアナカベヘビ
体長:約240mm
分類:Serpent類
生息域:中東。鏡面などの像の反射する壁面に生息する。
蛇腹状の切込みを持つWallserpent類の一種。先端部に空いた穴と思しき部分から触角状の平行眼がのぞいているのが確認でき、おそらくはWallserpent同様、細長い「鞘」に包まれた体構造をしているものと思われる。
本種の最大の特徴といえるのは左鰭に存在する丸い「中空」である。当初は薄い膜が貼ってあると思われたこの部位は、拓本された周囲の壁面の凹凸が「そっくりそのまま」写し出されていたことにより中空であることが証明された。既存の生物においてこのようなドーナツ型の構造が存在する例は珍しく、不可視生物に限らず既知生物学上の観点からも重要な存在であると言えよう。これまでのWallfishにおける仮説上では、こうした構造については餌を誘い込み捕食する「罠」であるとするものが定説であるが、その実際のところは不明である。なおその構造については、内部の軟質構造が上記の形状を持つ「鞘」に合わせ、とぐろを巻くような形で存在しているとする説がある。
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