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Hand#2

​和名:サライマネキヅキ

寄生物:木の枝の先端部

生息域:世界中

 植物に寄生するTsukumo「Hand」の一種。一見すると描線による陰影のような模様が確認できるが、これは他のTsukumoにも見られる体毛状器官であると考えられる。

 

 本種は目撃された2つの事例どちらにおいても嵐の近付く、風の吹き荒れる夜に出没していることから、こうした風を何らかの形(例えば、胞子を飛ばすなど)で利用しているものと考えられている。ただでさえ不穏な風景にこうした存在が揺らめくさまは恐ろしげであり、何も知らぬものであればあたかも悪魔や魔王が襲い掛かってきたかのようであろう、とは目撃者のうちの一人の談である。

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