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​大鰭型

 大きな鰭をもつAtmospheric beastsというのは多く存在するが、その全てが大鰭型として分類されるわけではない。大鰭型の分類としては、「遊泳型」「魚型」という別称があるように、その鰭を用いた高い飛行能力、および通常の種がクラゲや風船のように直立した状態で飛行するのに対し、まるで魚、あるいは飛行機やミサイルなどの様に横倒しになった状態で飛行する、といった特徴が条件となっている。場合によっては、この条件を満たしているがためにそう大きな鰭を持っておらずとも大鰭型に分類される場合も存在するのである(このため、「大鰭型」という分類名はふさわしくないとする考えも根強い)。

 この鰭という器官については謎が多く、一部の種については力学上とても飛行できそうにないような鰭を持つものもいる。これについて、海説の支持者は鰭と言う部分は海生生物であった頃の名残であり、一応羽ばたかせてみたり、補助的に用いるようなことはあっても、飛行については主な手段となる別の力によるものであるとの意見を発表している。

 現在確認されている大鰭型は上軟下軟型3種、上軟下硬型3種、上硬下硬型1種。羽ばたかせる、うねらせるといった大鰭型特有の動きをする鰭の形成には軟組織が大きく関わっているとする説の通り、上部に軟質構造を持つ種がほとんどである。鰭を動かさず、かつ高い機動力をもつ上硬下硬種のFoo fighterは大きな例外であると言えるだろう。

 なお、上下硬軟区分においては後ろに△を付けて区別する。

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