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上硬下硬型
空中に住む、という性質を持つかれらが、上部下部共に硬質組織で身を覆うということは進化の完成系だ、という研究者は多くいる。確かに、悪天候や乾燥を初めとする、軟組織では耐えることのできない様々な環境に適応することのできる硬組織は、空中を自在に飛び回る上で有利なものとなるのかもしれない。しかし「殻」説の支持者が示すとおり、上硬下軟種の全てが一部分の軟質化、もしくは触手の蛇腹化といった構造をとっており、硬質組織のみでは柔軟な挙動や生態上重要な何かしらの行動が取れないように思われる。貝類などのようにその軟体を殻に引っ込めるような種が見つかっていない辺り(あるいは我々が観測できないだけで、実際には普通に行われているのかも知れないが)かれらの硬質組織は有用ではあっても、決して万能な代物ではないようである。
特殊形状についてはFoo fighter1種のみが大鰭型に分類されるに留まっている。多くの研究者が指摘するように、特殊形状の形成には充分露出した軟組織が必要であるのかもしれない。
Devil
Electric-beast
Drones
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