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Head

​和名:ジンメンスダマ

体長:約190㎜。観測時サイズ約30㎝~1m

分類:上軟下硬型

生息域:アジア、南米

 一見人の顔のようにも見える上部(及びひれ)を持つ。下部は非常に細く、目立たない形をしているため、観測の際は上部のみが目撃される場合が多い。東アジア、並びに南米の伝承には人の首だけが浮遊する怪異が存在しており、本種がそのモデルとなった可能性は高い。なぜこのような形状の下部を有しているかについては不明だが、多くの種において下部の役割を捕食器官であるとみなしていることから、餌となる昆虫や小動物を、相手に気づかれることなく捕獲するためではないかと考えられている。一方でそもそもかれらの体が文字通り「不可視」であることから、なぜ「見つからない」ように進化する必要性があるのかといった疑問も依然として存在している。

 

 なお、本種の上部が人面のような姿をしていることについては単なる偶然とする意見が有力ながら、人間に観測された際の「威嚇」として機能するとする興味深い説が存在することもここに記しておく。もしそれが真実ならば、あたかも「首だけ」に見えるような下部の構造についても何らかの関係があるのかもしれない。

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